どんな経験も自分の糧

これで多くの方は気持ちを落ち着き、部屋を出る頃には、顔つきも穏やかになって書いていきます。実際に、不倫相手に内容証明を送ったり、訴訟を起こす方はほとんどいません。探偵としては、書類作成業務がなくなるため、仕事にならないわけですが、それでも一度立ちどまって考えるてみることをおすすめします。ある人はより適切なアドバイスができるようにと勉強し、プロの心理カウンセラーになりました。

よく、どんな経験も自分の糧となるといいますが、まさにその通りだと思います。その人が父親とうまくいっていなかったために、カウンセラーに求められる、相手の教官、という気持ちを持つことができたように、パートナーに裏切られてしまったという。経験も決して無駄にはなりません。

理不尽な扱い

実に不条理な制度と言う事は口には出しませんでしたが、僕はうなずくことで、その人の怒りに同調しました。

私は取り調べに入る前、学校の人に連絡し状況をありのまま説明した上で、当面は業務の面で処置や授業の振り替えなどを依頼しました。自宅にも電話をかけて妻に事情を説明しました。

そのときみんなその人の潔白を信じると言ってくれたそうです。

警察ではそのまま身柄を拘束され、手錠をかけられ、犯罪者扱いでした。所持品もすべて検査されたうえに、頭のてっぺんから足の先まで体中くまなく検査され、留置場に入れられました。

理不尽な扱いに強い怒りを感じましたがそれよりも当時を思い出したのでしょうか。その人は一瞬つらそうになりました。